イタリアワインに「シャトー(Château)」という呼称はフランス(特にボルドー)ほど一般的ではありませんが、「城」を意味するシャトーは「城のような醸造所を持つ生産者」を指し、イタリアでもシャトー・フュイエのように、フランス語由来の名称や、自社畑で栽培から瓶詰めまで行う生産者(フランスのドメーヌに近い概念)を指す場合があります。有名なイタリアワインの生産者は「テヌータ (Tenuta)」や「カステッロ (Castello)」など、イタリア語で「(荘園)」「城」を意味する名前で呼ばれることが多く、例えば「カステッロ・ディ・ヴェルドゥーノ」や「テヌータ・ルーチェ」などが挙げられます。
Tenuta テヌータ(荘園、農園)
Castello カステッロ(城)
これはあくまでもワインVINOに関してである。
Azienda Agricola(アジェンダ・アグリコーラ) 「農業会社」「農園」を意味し、特にワインの世界では「自社畑のブドウのみを使ってワインを造る小規模な生産者(ワイナリー)」を指し、ブルゴーニュのドメーヌやボルドーのシャトーに相当する。ワインのラベルなどで「Azienda Agricola [ワイナリー名]」と表記されている場合、その生産者が自社の畑でブドウを栽培し、ワインを造っていることを示してる。
Cantina(カンティーナ):
元々は「醸造所」や「ワイン貯蔵庫」を指しますが、広くワイナリー全般を指す呼称としても一般的です。
オイルの場合は、
フラントイオ(Frantoio)は、イタリアのトスカーナ地方を原産とするオリーブ品種のことなのだが、そのまま製油所のことも意味する。
Frantoio フラントイオ(製油所)が一般的なのだが、
オイルだけというところは少ない印象。
私はこの言葉が好き(笑)
IGP Indicazione Geografica Protetta(保護指定地域表示あるいは地理的表示保護)
DOP Denominazione di Origine Protetta(保護指定原産地表示あるいは原産地名称保護)
いずれもEU(欧州連合)が認める農産物の「ご当地生産物」の基準を意味します。ワインに関しては国ごとに別の基準が設けられています(イタリアではDOC,DOCG。フランスではAOCなど)
IGPが州のようなやや広い地域の特産品認証であるのに対し、DOPはそれよりも狭い町や村の特産品であることを証明するマーク
トスカーナ州の場合は、
Olio extravergine di oliva Toscano IGP
Olio extravergine di oliva Chianti Classico DOP
Olio extravergine di oliva Terre di Siena DOP
Olio extravergine di oliva Lucca DOP
Olio extravergine di oliva Seggiano DOP
がある。
たぶん各州でこのように管理しているものと思われる
AR アレッツォ県 (Provincia di Arezzo)
FI フィレンツェ県 (Provincia di Firenze)
GR グロッセート県 (Provincia di Grosseto)
LI リヴォルノ県 (Provincia di Livorno)
LU ルッカ県 (Provincia di Lucca)
MS マッサ=カッラーラ県 (Provincia di Massa-Carrara)
PI ピサ県 (Provincia di Pisa)
PO プラート県 (Provincia di Prato)
PT ピストイア県 (Provincia di Pistoia)
SI シエーナ県 (Provincia di Siena)
IGPToscano企業検索
https://dopitalianfood.com/en/olio-dop-igp1.html
「ラウデミオ(Laudemio)」とは、イタリア・トスカーナ州で最も優れた最高級エクストラヴァージンオリーブオイルのみに与えられる特別な名称・ブランドです。中世の「貢ぎ物(Laude)」に由来し、厳格な品質基準と生産規制をクリアした製品にのみ使用が許され、2025年現在21の農園に会垂れられている。
「ラウデミオ」のポイント
由来:ラテン語の「laude(賞賛)」に由来し、中世に領主に献上された最上の収穫物を意味しました。
品質:生産者組合が設定した非常に厳しい品質基準(例:酸度が非常に低いこと、特定の産地や製法など)を満たす必要があります。
産地:主にトスカーナ州の限定された地域で生産されます。
https://www.laudemio.it/
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Comunitario
イタリアのオリーブオイルにおける「comunitario(コミュニタリオ/欧州共同体産)」は、EU諸国(イタリア、スペイン、ギリシャなど)で収穫されたオリーブをブレンドし、イタリアで瓶詰めされたオリーブオイルを意味します。
Olio extra vergine di oliva comunitario:欧州連合(EU)原産のバージンオリーブオイル。
特徴:イタリア産100%ではなく、スペイン、ギリシャ、ポルトガルなど、EU内の複数国のオリーブオイルがミックスされている可能性がある。
品質:EUの厳しい品質基準(エキストラバージン基準)を満たしているため、品質が低いわけではない。
フィリエーラ(Filiera)
訳すとサプライチェーンになりますが、生産~加工~食卓までの行程にかかわる全主体(と構成されるコミュニティ)を指すようで、かかわる主体間のつながりだけでなく、構成されるコミュニティ性をより強調した概念のようです。
「原料の栽培から、収穫、搾油、ボトル詰め、流通まで、すべての工程が管理・保証されていること」を指します。
具体的には以下の特徴を持つ高品質な製品であることが多いです。
なぜFILIERAが重要なのか
オリーブオイルは、偽物やブレンド(他国からの輸入オリーブを混ぜる等)が問題になることがあるため、「100%イタリア産」で「生産の透明性が高い」FILIERA製品は、信頼性の証となります。
FILIERAの主な特徴
全工程の追跡可能性(トレーサビリティ): オリーブが「いつ、どこで、誰によって」育てられ、加工されたか明確であること。
100%イタリア産: 原料のオリーブがイタリア国内で栽培されたものであること。
高品質な加工: 収穫後、鮮度を落とさない短時間(例えば24時間以内など)で搾油・ボトリングされていること。
認証付き: 第三者機関によって持続可能性や安全性が認証されている場合が多い(BIO=有機栽培認証など)。
EVO IOOC(エボ・アイオーオーシー)とは、イタリアで開催される国際的なエキストラバージンオリーブオイルの品評会(International Oil Contest)のことで、世界中から高品質なオリーブオイルが集まり、その品質が審査・表彰される権威あるコンテストです。



